企業の面接官の立場になるとニートの就職活動がうまくいく?

公開日: : 最終更新日:2016/06/16 ニートの就職講座

企業の面接官の立場になるとニートの就職活動がうまくいく
ニートだった人が就職する、それはかなりエネルギーのいることです。長い期間働かず、お金を稼ぐ必要のない生活を続けていた人が、急に働けと言われても無理というものですよね。

ニートの人の就職活動がなかなかうまくいかない、その理由としては「本人にやる気が出ない」「企業側がニートだった人をなかなか雇ってくれない」があると思います。本人のやる気がいくらあっても、企業側が雇ってくれなければ話になりません。

ここでは、ちょっと視点を変えて、「企業側の目線になってみる」という考え方をしてみようと思います。目線を変えると今までわからなかったことがわかることもあります。一度、試してみましょう。

»この記事でわかること
■企業の立場で考える、元ニートを雇うというのは、どういうこと?
■企業に「この人を雇ったらメリットアリ!」と思わせるためにはどうしたらいい?
■あなたの良い面をどんどん挙げて!その良さを就職レベルにまで高めるためにはどうすればいい?
 
 

企業の立場で考えればニートを雇うのはリスクが大きい

企業の立場になって考えてみると、ニートを雇うのはリスクが大きいと感じます。では、それはなぜなのかを、さらに掘り下げて考えてみましょう。

【元ニートを雇うリスク】

  • 働くことに慣れていないため、すぐに辞める
  • 働くための技能やスキルが低く、生産性が低い
  • 責任感が無く、仕事をすぐに投げ出す

これらのことが、企業側が感じる元ニートを雇う上でのリスクではないでしょうか。

通常の仕事をすれば、朝9時から夜の5時までなど一日7~8時間は拘束されます。慣れれば普通のことなのですが、そんな習慣が全くない人にとってみれば一日に何時間も拘束されるのは苦しいことです。

さらに、働いた経験がほとんどなければ、働くための技能やスキルも身についていないはずです。電話応対や接客などに必要なコミュニケーションスキルといった、基本的なスキルもないかもしれません。

そして、仕事を全うするためには、責任感が必要です。「自分がいなければ、この仕事は回らないんだ」という責任感は、仕事をしていて初めて生まれるものです。ニート歴が長いと、責任感が育たないのは当然のことかもしれません。

元ニートというだけで、こんなにもマイナスのイメージがあるのです。そんなリスクを抱えてまで雇いたいと思う企業は、そうそういないのではないでしょうか。

»本項の『一目でわかる』ポイント
企業の側に立ってみると、働く習慣が無く、働くためのスキルが不足し、責任感が薄いニートを雇うメリットはほとんどないことがわかる。
 
 

どうしたら「この人なら雇うメリットあり」と思わせられる?

では、そんなデメリットだらけの元ニートが就職するために、どうしたら「この人なら雇うメリットがある」と企業に思わせることができるでしょうか?

それは、前述の3つのリスクを払しょくし、さらに付加価値をつけることが必要です。そのために、まずはリスク一つ一つを潰していきましょう。

  • 働くことに慣れていないため、すぐに辞める
  •  →朝早く起きて一日働くことに体を慣らす。アルバイトなどをして訓練すると良い。

  • 働くための技能やスキルが低く、生産性が低い
  •  →資格を取ったり職業訓練校に通ったりして、技能やスキルを身につける。

  • 責任感が無く、仕事をすぐに投げ出す
  •  →アルバイトなどを通して、仕事の責任感を身につける。

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    なぜ、前章でニートの悪い部分を掘り下げたのか、それは、悪い部分を直すためです。自分の悪い点を細かく見るのは嫌なものです。しかし、そうしなければ、悪い部分を直すことはできません。そして、悪い部分を無くさなければ就職はできないのです。

    このように企業から見たニートに対するリスクを払しょくすることで、普通の転職希望者に近づいていきます。そうすれば、あとは技術や資格身につけて自分に付加価値をつければ、他の転職希望者と互角に戦うことができるはずです。

    »本項の『一目でわかる』ポイント
    ニートの悪い部分を一つ一つ克服していくことで、普通の転職希望者と互角に戦うことができる!
     
     

    自分の良い面をどんどん挙げてみよう!

    今まではニートの悪い面ばかり見てきました。それは、悪い面を克服するために必要なことでしたが、今度は良い面も見てみましょう。

    何でも良いので、自分の良い点をたくさん挙げてみてください。何かに記録すると、わかりやすくなります。

    例えば、

  • ゲームが好きで詳しい
  • パソコンの知識が豊富
  • 文章を書くのが得意
  • 細かい作業を根気良く続けることができる
  • などなど、何でもいいですから、自分の良い面をできるだけたくさん挙げてみましょう。

    すると、自分を生かせる仕事が見えてくるでしょう。この場合は、パソコンに詳しく文章が書けて根気強いので、IT系のスキルを身につければSEになれる要素を持っていると考えることができますよね。

    そして自分の良い面を探すもう一つのメリットは、前向きになれるということです。自分をほめて良い点を見つめることは、前向きに就職活動をしていくための秘訣なのです。

    »本項の『一目でわかる』ポイント
    自分の良い面を引き出すことで、向いている仕事を見つけることができ、さらに、前向きに頑張れる!
     
     

    まとめ

  • 企業から見た元ニートを雇うリスクを考えると、ニートのどんなところが悪いのかが具体的にわかる!
  • 元ニートを雇うリスクがわかったら、それを払しょくする方法を考えるだけ!
  • 自分の良い面を見つけることで、向いている仕事を見つけ、前向きに就職活動ができる!
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